アーティスト名 | クイーン(Queen) |
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アルバム | オペラ座の夜(1975年) |
タイトル | ボヘミアン・ラプソディ |
受賞歴 | グラミー賞 |
クイーン(Queen)がボヘミアン・ラプソディで示した音楽の自由
1975年発表の楽曲。
いわずもがな、みんなが知っている、有名曲なのである。
なんで有名になったのか?と問われれば、
とにかく自分(フレディ・マーキュリー)がしたいように自由な音楽を創作をしたからだと思う。
自由な音楽を創作とはどういうことか?
それは、ビートルズを含む数々の有名ミュージシャンが確立したスタイルからの脱却なのである。
ボヘミアン・ラプソディは、ポップスの基本構成といえるAメロ⇒Bメロ⇒サビの構成を使用しておらず、自由な構成、そして独特な歌い方の曲だ。
誰かの創った様々なルールを使用していない、
自分の気持ち良いルール、ただ今やりたいこ事を素直に貫いた曲こそがボヘミアン・ラプソディの凄さなんだと思う。
一説によると、ボヘミアン・ラプソディが収録されたアルバム「オペラ座の夜」が売れなければ解散がありえたようだ。
成功か解散か…多くのミュージシャンが遭遇する憂き目であるが、この土壇場、崖っぷちにして歴史が証明する売れる黄金構成(ABサビ構成)を平気で無視できる豪胆さ、開き直りっぷり…ロックです。
本来、音それ自体には、価値は何もない、
人が発した言葉や音が気持ちよいと、それが価値になり、金になり、
今や、なんか音楽はすごい事みたいに扱われているけど、何も手をかけなければ、
単なる音なので、お父さんのおならや、鼻歌と本質的には変わらない。
そのおならや鼻歌に、ギターを合わせたり、ドラムを合わせたり、
バイオリンや、ピアノ、様々な楽器を合わせる事で鼻歌は曲になり、
人の心に響く様にもなる。
そして楽曲として、
人と金が動く様にもなった。
今も昔も、シングルカットの定番としては、
3分前後で、キャッチーな箇所(サビ)がある、
それが金(ビジネス)になりやすい曲だった訳だけど、
その定番を無視し、とことん自由に、
自分(フレディ・マーキュリー)が好きな様に創りきったことが、
本来、自由の好きな人間の心に響き、
結果、世界の音楽をひろげのばす事になった
のだと思う。
そして、今も昔も、
新しさ+強いエネルギーが、
既成のルールを揺るがす事が、
人々の心を揺さぶるのだろう。
この曲発表以降、ポップス(大衆芸能)音楽は、
この様に自由な作品が増えたかと言われれば、そういう事もない。
依然としてAメロ⇒Bメロ⇒サビの構成に乗った曲の人気は高いままで、
やっぱり、このパターン(ABサビ構成)は、起承転結というか、
多くの人に分かりやすく、伝わりやすいのだろう。
フレディ自身もその後、ここまで自由な曲を創る事はなく、
人々の心地よさ(ABサビ構成)に合わせた?
作曲を続けている。
だからこそ、この自由な曲はいつまでも新鮮に聴こえるのだろう。
クイーン(Queen)のボヘミアン・ラプソディの歌詞
Is this the real life?
Is this just fantasy?
Caught in a landslide
No escape from reality
Open your eyes
Look up to the skies and see
I’m just a poor boy, I need no sympathy
Because I’m easy come, easy go
A little high, little low
Anyway the wind blows, doesn’t really matter to me, to me
Mama, just killed a man
Put a gun against his head
Pulled my trigger, now he’s dead
Mama, life had just begun
But now I’ve gone and thrown it all awayた
Mama, ooo
Didn’t mean to make you cry
If I’m not back again this time tomorrow
Carry on, carry on, as if nothing really matters
Too late, my time has come
Sends shivers down my spine
Body’s aching all the time
Goodbye everybody – I’ve got to go
Gotta leave you all behind and face the truth
Mama, ooo
(anyway the wind blows)
I don’t want to die
I sometimes wish I’d never been born at all
I see a little silhouetto of a man
Scaramouch, scaramouch will you do the fandango
Thunderbolt and lightning – very very frightening me
Gallileo, Gallileo,
Gallileo, Gallileo,
Gallileo Figaro – magnifico
But I’m just a poor boy and nobody loves me
He’s just a poor boy from a poor family
Spare him his life from this monstrosity
Easy come easy go – will you let me go
Bismillah! No – we will not let you go – let him go
Bismillah! We will not let you go – let him go
Bismillah! We will not let you go – let me go
Will not let you go – let me go (never)
Never let you go – let me go
Never let me go – ooo
No, no, no, no, no, no, no
Oh mama mia, mama mia, mama mia let me go
Beelzebub has a devil put aside for me
for me
for me
So you think you can stone me and spit in my eye
So you think you can love me and leave me to die
Oh baby – can’t do this to me baby
Just gotta get out – just gotta get right outta here
Ooh yeah, ooh yeah
Nothing really matters
Anyone can see
Nothing really matters – nothing really matters to me
Anyway the wind blows
ボヘミアン・ラプソディの意味
ちなみにこの歌詞の中には一度も「ボヘミアン・ラプソディ」という単語が使われていない。
ボヘミアン・ラプソディを和訳すると『常識・因習・伝統にとらわれない生き方をする人』という意味があるらしい。
音楽構成といい、歌詞といい。この曲は何者にも縛られていない自由であり続ける。
解散か成功かを問われていたクイーン(Queen)がボヘミアン・ラプソディに込めた想いが時を超えて伝わってくるようだ。
謎なのはフレディは、なぜこの自由をさらに膨らませる作曲を続けなかったのだろうか?
分からない。あの世で聞いてみたい。
とにかく、この曲は、色々な人々の時間を豊かにした事は間違いない。
自分がこの曲を初めて聴いたのは、中学生の頃だったと思う。
ただ、Queenを知ってすぐに、フレディは流行り病で亡くなってしまった。
それから約30年が経ったけど、今でもこの曲は色々なところで聴こえてくる。
近年では映画にもなった。
うちの小学校の娘も鼻歌で歌ったりしている。
多分、この曲は100年先の世の中も、
豊かにしているだろう。
いずでぃすとぅりあらいず♪