アーティスト名 | オリジナルラブ |
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アルバム | What a wonderful world |
タイトル | 接吻 |
オリジナルラブ『接吻』の歌詞の意味
1993年に放送されたドラマ『大人のキス』の主題歌となったオリジナルラブの『接吻』。
私が尊敬する田島貴男先生の作った、とても素敵曲である。
なぁーがぁーくぅー
あぁまぁいぃー
くちづけをかわす
↑
よく接吻はレモン味とか甘いとか表現されますが、
実際に接吻する唇の味はとくに甘くも酸っぱくもないはずだ。
つまり酸っぱいとか、甘いとか接吻に味付ける表現は
恋のバグを美しく表現した結果なのだろう。
『くちづける度にやせた色のない夢をみてしまっている』のころをみると、
ワンナイトの恋に本気を乗せようとして、
こりゃ無理だわ…となった、
オリジナルラブの本音が感じられる。
勿論その後、
体温が冷たすぎて苛立ってしまったり、
性行為の後に、
彼は、永遠に一人でいる事を知る羽目になっている。
本命ではない女(埋め合わせの女)に対する、愛の勘違いをしてしまった事を表現した『接吻』が、
世間の多くの認知を受けたということは、
少なからず皆んな、似たような体験があるからなのだろう。
当時、オリジナルラブは渋谷系と呼ばれていた。
渋谷系の定義としては色々とあるけど、
簡単に言うならば、今までビジネスとして認知は低く、
またはあまり知られていなかった、洋楽を素材として曲作りをした。
ということだろう。
ラーメンで例えるならば、
今までは鶏ガラをメインにしてたけど、
あさりをメインにしてみました。
みたいな感じである。
素材が変わると、
やっぱり音(味)もガラリと変わるので、
この美味さ・新鮮さに多くのファンがついたのは、
しごく当たり前の事だと思う。
渋谷というと、
筆者にはこんな思い出がある。
筆者の会社員時代、
とても馬の合う、取引先のKさんという人がいて、
このKさんに誘われるがまま、
平日、週末問わず、
よく飲み歩いていた。
ある日、Kさんから電話があり、
Kさん:「明日空いてますか?16時に渋谷の前蔵(まえぞう)どうですか?」
私:「渋谷飲みは良いですね、良いですよ!」と返答した。
その時は、Kさんも酔ってて、
こっちも酔っていた。
さっそく、前蔵(まえぞう)を調べてみた。
Google検索
→前蔵 渋谷
→前蔵 渋谷 焼き鳥
→前蔵 渋谷 居酒屋
→前蔵 渋谷 炉端
→前蔵 渋谷 寿司
↑上記の様に色々と検索をした結果、
どうにもこうにも前蔵(まえぞう)はヒットしない。
そこで、東京に住んでいる友人に電話してみた。
私:「渋谷の前蔵(まえぞう)って知ってる?」と、
友人:「知らないけど、調べておくよ」と、
しばらくしてからその友人から電話があり、
友人:「あのー、多分だけど、前蔵(まえぞう)じゃなくて、モアイ像(もあいぞう)なのでは?」と、
私:「…はっ!」
モアイゾウ→モアイゾウ→マエゾウ
モアイ像→モアイ像→前蔵(まえぞう)
(((o(*゚▽゚*)o)))♡!!!
この友人のアドバイス通り、
当日、枯葉色のトワイライトの中、
Kさんはモアイ像の前で、
ニヤニヤしながら待っていたのでした。
オリジナルラブ「接吻」の歌詞
長く甘い口づけを交わす
深く果てしなくあなたを知りたい
Fall in love 熱く口づけるたびに
やけに色の無い夢を見る
ああ どこか物足りない今日は
あなたの 濡れた眼差しが嬉しい
何時の間にか 枯れ葉色のtwilight
子供のように無邪気に欲しくなる
長く甘い口づけを交わす
深く果てしなくあなたを知りたい
Fall in love 熱く口づけるたびに
痩せた色の無い夢を見る
night flight 瞳 移ろうように甘く
あなたの素肌 冷たすぎて苛立つ
焼けるような戯れの後に
永遠に独りでいることを知る
長く甘い口づけを交わそう
夜がすべて忘れさせる前に
Fall in love きつく抱きしめるたびに
痩せた色の無い夢を見てた
甘い口づけを交わそう
夜がすべて忘れさせる前に
Fall in love きつく抱きしめるたびに
やけに色の無い夢が続く