野狐禅_自殺志願者が線路に飛び込むスピード
アーティスト名 野狐禅
アルバム 野狐禅 LAST LIVE at 札幌 KRAPS HALL (Live)
タイトル 自殺志願者が線路に飛び込むスピード

野狐禅の「自殺志願者が線路に飛び込むスピード」は、2009年にリリースした楽曲。
ヴォーカルの竹原ピストルが歌詞を書いており、インパクト大なタイトルは頭から離れることなく油断すればついつい反芻してしまう。

「自殺志願者が線路に飛び込むスピード」に限らず竹原ピストルが作る楽曲は、美声とは程遠いしゃがれたおっさん声だが、病みつきになってリピートでずーっと聞いてしまうスルメソング
またスルメソングに酒が合う合う。

そんなミスタースルメのファーストシングルこそ「自殺志願者が線路に飛び込むスピード」なのだ。
今回はこの「自殺志願者が線路に飛び込むスピード」を聴いて思う感想を書きます。

考察とかではありません。
ただの個人的な感想なので、あるある笑と楽しんでください。

自殺志願者が線路に飛び込むスピードを聴くと耳が痛い、胸が痛い

せっかく空を自由に飛べるようにこんな立派な白い羽根がついているのに
こんなところに迷い込んできたら意味がないじゃない、バカだねぇ

↑作曲者(竹原ピストル)の実話なのか、妄想なのかはよく分かりませんが、
自分が妥協案で人生を過ごしている時、
不思議と似た様な事が自分にも起こりました。
似た様な経験した人も多いのではないでしょうか?

それは、あなたは今のままでいいの?
と問われる感じです。

多くの人は、生きる為には金がいるので、
その金を得る為に仕事をし、金を稼ぐ事に大半の時間を消費し、
死を迎えてきた訳です。

ある日突然、
この金を稼ぐ為に費やしてきた時間を、
全て好きなように使いなさいと言われたなら、最高に幸せなのだろうか?

案外、素直に喜べないのではないだろうか、
だって、時間は結構あり過ぎるから。

金持ちイコール幸せ、金持ちは人生のゴールという図式は、
なんだか、皆が漫然と感じでいる図式ではありますが、
自身が大金持ちになり、嫌な事を一切やる必要が無くなった後も、
後も人生は続くのです。

大金を稼いでセミリタイアしてモナコに移住。
さぞ愉しい人生が待っているかと思いつつ、金でできる事に飽きが生じて、
自殺する人も沢山いるのです。

そもそも、自殺は悪い事か?
生きるのは良い事、
死ぬのは悪い事、
多くの人はそう考えていますが、本当にそうなのだろうか?

仏教の概念で、輪廻転生というのがあります。
簡単に言うと、
人間は魂を体に宿して生きており、
死ぬとその魂が抜けて、浄土にいく。

今世、どんな辛い事が起きようとも、
死ぬまで(寿命)はちゃんと生きよう。
そして、自殺なんかするとやばい所に行くからやめよう。

という事らしいけど、

自殺⇒死んで無になる
自殺⇒死後続きがある

この2つはどちらを信じるかによって、
大きな違いがあると思うのだけど、
死ぬまで本当の事は分からないのだ。

仏陀とかキリストみたいな偉い人や、霊媒みたいな人が残した、
嘘か本当かも分からない実感体感の伴わないものを、
我々は悲しいかな、
死ぬまで盲信するしか出来ない訳である。

自殺すると地獄にいく、
本当はどうなんだい?
寿命まで生きたら浄土?
そして、浄土ってなんだい?

そう考えると、
人生は、頭や言葉ではとらえきれない事ばかりなのだ。

浄土に行った実体験があり、
私に伝える事が出来る人がもしいるなら、
連絡をお待ちします。

ただ、どんなにリアリティがあっても、
浄土を自身で体験するまでは、
50%位までしか信用出来ないかなぁ。

なんてなことを名水の里は富山県の地酒「満寿泉」を飲みながら考えていた。
訳が分からない内容になっちゃったけど、スルメソングには日本酒が合うから致し方なし。
明日からちゃんとしよう、うん、そうしよう。

自殺志願者が線路に飛び込むスピードの歌詞

野狐禅の自殺志願者が線路に飛び込むスピード

「せっかく空を自由に飛べるようにこんな立派な白い羽根がついているのに
こんなところに迷い込んできたら意味がないじゃない、バカだねぇ」

君はそう言うと 便所の小窓を開け
ふわふわ白い羽根のついたタンポポの種子をそっと逃がしてあげるのだった
ケツをかきながら 隣に突っ立っている僕を見つめて
「あんたも同じだよ」と 僕の睫毛についた目ヤニを指で弾いた

ナメクジみたいに君の体を這う毎日

自殺志願者が線路に飛び込むスピードで 僕は部屋を飛び出しました
目に映るものすべてをぶっ壊してやりたかったけど
そんな時でも 一番お気に入りのTシャツを着てきた自分がバカバカしくて…

旭川FOLKジャンボリー(そのライブハウス)ではいつも70年代フォークが流れており
僕は彼のメッセージに応えるべく 全身を硬直させたんだ
「マスター、家も電話もない人間にアルバイトをさせてくれるバカな会社がありましたよ」
マスターは人差し指でメガネを押し上げながら
「バカはおめぇだろ」と笑うのでした
こうして僕は 汗水流して働いてなんたらかんたらというヤツを経験したわけだけれど
何故だろう 昇る朝日から眼をそらしてしまうのはいったい 何故だろう

ゴキブリみたいに夜を這う毎日

自殺志願者が線路に飛び込むスピードで 僕は自転車こいで濱埜の家に行きました
「このまま終わってたまるか」なんて言いながら
ファミリーコンピュータの赤いコントローラをパチパチやってる自分がバカバカしくて…

自殺志願者が線路に飛び込むスピードで
生きていこうと思うんです

自殺志願者が線路に飛び込むスピードが、
時速何キロなのかは分かりませんが、
そんな遅いか早いかもよく分からないスピードより、

マイペースでのんびり生きていこうと思うんです〆♪